「過去と未来をつなぐライフヒストリー」と題して、私の半生を辿っています。
書くことや言葉との関わり、転職あれこれを書いていますが、「こんなヘンなところがあるんだ!」というのも面白がっていただければ幸いです。
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起業塾に、その年に入ろうか、それとも翌年にしようか迷った末、「1年間の人との出会いがなくなるのはもったいない」と考え、思い切って参加しました。
この決断は、私にとって本当によかったと思います。
そこで出会った人たちの中から、一緒に読書会を主催することになったり、毎日報告をし合う仲間ができたりしたのです。
ひとり起業家は、自分で好きなことができるところが魅力ではありますが、この世の中で活動をしていく限り、たったひとりで何もかもできるということは、ほとんどないでしょう。
実際の仕事はひとりでやるのだとしても、部分的に仕事を依頼することもあるだろうし、お客様の紹介をいただくこともあるでしょう。
直接仕事で関わらなくても、自分と気の合う人がいるだけで心がホッとしますし、お互い励みや楽しみになります。
読書会を共催しているHさんとは、打ち合わせがまるで「高校生の放課後」。
話しているうちにアイデアがどんどん出てきて、盛り上がってくるのです。
アイデアだけで消えていくものもありますが、その中で実現したものもあります。
2021年10月から始めた「おとなのためのオンライン国語塾」がそれです。
1年くらいの間、「こんなのどうだろう」「こうしたら自分たちのビジネスともつながるんじゃないか」などなど、あれこれ話し合ってきて実現しました。
また、起業塾にいた間に有志で動いたプロジェクトも、とても貴重な経験でした。
講師の名言を日めくりカレンダーにするプロジェクトで、おずおずとでしたが、リーダーに立候補しました。
講座のプロデューサーさん監督のもと、リーダー、サブリーダー、さらにデザインのリーダー、サブリーダー、ほか10名がチームとなり、5ヶ月ほどのプロジェクトが始動しました。
このチームが本当に素晴らしくて、私はリーダーでしたけど、あまりリーダーっぽいことをした記憶がありません。
リーダーというより、ミーティングのファシリテーターのような感じだったかもしれないです。
チームメンバーがそれぞれ、自分の得意分野で、できる範囲で無理なく自然と動き、プロジェクトは順調に進んでいきました。
後に、別のプロジェクトもいくつか体験したのですが、ほかを体験すればするほど、この時のチームは素晴らしかったと思わずにいられません。
とてもよい経験をさせていただきました。
(つづく)