「過去と未来をつなぐライフヒストリー」と題して、私の半生を辿っています。
書くことや言葉との関わり、転職あれこれを書いていますが、「こんなヘンなところがあるんだ!」というのも面白がっていただければ幸いです。
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起業塾に入ったころ、私はまだ何をして起業するか、全く決めていませんでした。
多少パソコンの知識があったり、Excelができたりしましたが、会社員で私と同じくらいの人はたくさんいましたし、それで起業することはあまりピンときませんでした。
Webライティングも、研修を受けたとはいえ、まだ自分のために書いているだけでした。
起業塾に入ってすぐに、先生との個別相談がひとりずつあり、そこでおおよそ何をしていくかを話しました。
その時は、「タスク出しができるなら、セッションのようなものがいいのではないか」と提案をもらい、「そうですね」とそのまま受け取りました。
当時はまだ甘く考えていて、かつてコーチングを勉強していたこともあり、
「会社員時代に自分のタスク出しをしていたのだから、それくらいできるだろう」
と思っていたのです。
ところが、実際にそれをサービスにしようとしたら、どう形にしたらよいか、どう広めていったらよいか、わかりませんでした。
2ヶ月ほどたってもなかなか進展せず、先生に相談して、別のことをやってみることになりました。
それがライティングの最初でした。
幸いにも、モニターをしてくれる人が2名いて、チラシと商品の紹介ページの制作をすることになりました。
今振り返ると、よくやろうとしたなと思うほど、まだまだ知らないことが多くて未熟でした。
うまくいかないことも経験し、周りの人たちからも教えてもらい、時間がかかりながらもモニターさんからの依頼を進めていきました。
しばらくすると、別の先生からの提案で、セミナーをやってみようということになり、初めて文章の書き方を教えるセミナーを開催しました。
これをきっかけに、セミナーをすることで喜んでくれる人がいることを知り、自分自身も教えることが楽しいとわかりました。
何か行動をすると、新しい何かが手に入る、ということを実感し始めた時でした。
(つづく)
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