ライフヒストリー

社会人26-管理部門での経験

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「過去と未来をつなぐライフヒストリー」と題して、私の半生を辿っています。

書くことや言葉との関わり、転職あれこれを書いていますが、「こんなヘンなところがあるんだ!」というのも面白がっていただければ幸いです。

  *   *   *

 私が勤めていた会社は全社員数50名程度でした。

 組織を作った頃は、社長は「部」を作りたがっていて、たった一人しか所属する人がいなくても、「担当者」ではなく「部」にしようとしていました。

 しかし、それだと無駄も多かったので、ある時大改革をすることになりました。
 総務部、人事部、経理部がひとつにまとまって、管理部となったのです。

 それまで私は、経理の仕事をやりたかったものの、総務部の(名ばかり)部長をしており、経理部は外から部長として採用したSさんと、社員1名、パート1名が担当していました。

 しかし、Sさんの下についている2名はあまり経理には詳しくなく、やる気もあまり見られず、実のところ部長は手を焼いていました。

 私自身は、会社の仕事なので配属された総務の仕事をしていましたが、本当は経理をやりたいと思っていました。
 しかも、Sさんが来たことで学べることはたくさんあります。
 ところが、部が違うために、それまでは一緒に仕事ができませんでした。

 それが、管理部として統一され、一緒に仕事ができることになったのです。

(イメージ)

 これは、Sさんにとっても私にとっても、非常に大きなよいことでした。

 Sさんは、かつては税理士を目指して会計事務所にいた人で、その後、美容系の会社の総務・経理・人事全般をひとりで管理していたそうです。
 まさに管理部の部長として適任で、それも見越して採用したのでした。

 小さい会社といえども、社員50名ともなると経費精算や給与計算、クライアントへの請求書発行、パソコンなどの備品管理、採用業務や入社準備が年を通して5回以上、などなど、かなりの業務ボリュームがありました。

 小さい会社だからこそ学べることも多くあり、経理は仕訳入力から月次決算まで教えてもらうことができました。

 ほかにも、ワークフローシステムの導入や、諸規程を制定する内部統制、セールスフォースという顧客管理システムと連動させた請求書発行システムの構築、会社の引っ越し2回、といった、なかなか経験できないことも経験させてもらいました。

 会議での議事録作成や、システム導入に付随したマニュアル作成の経験が、今でも役に立っています。

(つづく)

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