「過去と未来をつなぐライフヒストリー」と題して、私の半生を辿っています。
書くことや言葉との関わり、転職あれこれを書いていますが、「こんなヘンなところがあるんだ!」というのも面白がっていただければ幸いです。
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会社員時代の話に戻ります。
中小企業をクライアントに抱える経営コンサル会社で、正社員にしてもらい、最初はコンサルタントについてアシスタント業務をしていました。
次第に会社が大きくなってきて、管理部門とコンサルティング部門を分けた時に、私は管理部門に異動となりました。
名ばかり部長をしていたこともありましたが、ともかく仕事をして、ひとりでキリキリしていたように思います。
どうしてあんなに余裕がなかったのか。
性格だったのでしょうか……。
社員の9割がコンサルタントなので、アシスタント時代から「せめて資格でも取らないと、発言ができない。言っても聞いてもらえない」と思っていました。
そこで、その頃はまだ、会社から資格取得奨励金を出してくれていたこともあり、日商簿記と建築簿記を取りました。
日商簿記は1級までチャレンジしたものの、努力が足りず2年で断念。
さすがに1級の勉強はスクールに通いましたが、2級まではなんとか独学で取りました。
本当に頑張っていた時は、電車で立っている時でも、簿記の問題を解いていました。
小さい計算機にストラップをつけて首から下げて、ポチポチ計算するくらい一生懸命やっていました。(過去のことです……)
ただ、独学でやったことが良かったのかどうかはわかりません。
ある時、外部から経理部長ができる人を採用することになりました。
私が総務も経理もやっていましたが、いかんせん「経理部」というものをやったことがないので、何をしたらよいのかわかりません。
「そろそろ、しっかりと経理や総務をできる人がほしいなぁ」
と私も思っていました。
そして、新しく経理部長として迎え入れた人から、後に
「藤井さんは経理的な思考がないね」
と言われました。
まぁ、仕方ないのですけど、
「独学と、経験がないのはツライなぁ」
と思いました。
センスもなかったのでしょうけれども。(^_^;)
この会社では、ほかにもたくさん勉強させてもらいました。
経理分野はもちろん、人事系やコンプライアンス、セールスフォースのようなシステムのことまで、セミナーや研修を受けさせてもらいました。
その頃勉強したことが後々かなり役に立ったので、本当にありがたいことでした。
(つづく)
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