「過去と未来をつなぐライフヒストリー」と題して、私の半生を辿っています。
書くことや言葉との関わり、転職あれこれを書いていますが、「こんなヘンなところがあるんだ!」というのも面白がっていただければ幸いです。
* * *
社員として採用してもらった経営コンサル会社は、毎年社員が10名ずつ増えていくような勢いがある会社でした。
それだけ書くといいことのように思えますが、社員が増えるということは、社内に人が増えることであって……。
「何を当たり前なこと、言っているんだ」と思うかもしれませんが、もともと社員が数百人とか数千人いる会社ではありません。
オフィスにたった3名しかいなかった状態が、あれよあれよという間に10名にもなると、机も人もぎっしぎし。
もう入らない!という状態にもかかわらず、社長が「もう1台机を入れる」と言うので、
「私が在宅になりましょうか? それとも机を2段にします!?」
と怒りのジョークを返したこともありました。
社員といっても、入ってくるのはコンサルタント。
みな、一国一城の主みたいで個性的な人ばかりでした。
決まりやルールは大嫌い。経費精算も期日を守らない。
オフィス内を電話しながら歩き回る。(これって私にとっては大迷惑でしたが、けっこう多くのコンサルがこれをやります。歩きながらの方が思考できるのでしょうか?)
特に、狭いオフィスで声が大きいと、辛いものがありました。
でも、声が大きいことは悪いことでもありません。
コンサルタントは、クライアントにとって、交渉ごとのような場面では堂々としていたほうがいいですし、声が大きいと迫力があって説得しやすいというようなメリットもあります。
とはいえ、アシスタントの仕事は、もちろん電話対応やお茶出しもありますが、資料作成など集中して仕事をしたい時もあるわけです。
そこをウロウロ歩きながら大きな声で電話されると、イライラが募ってきます。
「これは修行か……!?」
グッと我慢しながらも、キツイ性格だったので、何度かキレてしまったことがあります。
私は私でイライラしていましたが、周りの社員や社長も、私の扱いに困っていた部分もあったことでしょう……。
最近(2021年)になってわかったことですが、私はHSPの傾向があり、特に音には敏感なことがわかりました。
視力も聴力もよいし、鼻も利くので、人より気になることが多かったのですね。
(つづく)
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