ライフヒストリー

社会人9-コーチングとの出合い

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「過去と未来をつなぐライフヒストリー」と題して、私の半生を辿っています。

書くことや言葉との関わり、転職あれこれを書いていますが、「こんなヘンなところがあるんだ!」というのも面白がっていただければ幸いです。

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やっと働きだした20代半ば、でしたが……

このブログに書いたことだけでなく、アルバイトや派遣社員、正社員として何社か渡り歩き、かなり転職をしていました。

ペルシャ語を学んだこともあり、某県警でペルシャ語を教えることや、前回の記事で書いたように、某刑務所で通訳や翻訳、検閲をしていたこともありました。

このあたりの時期は、書くことよりも言葉について考える時期だったようです。

しかし、言葉はほぼ無限にあり、とうてい私には到達できない世界だな、と思いました。
そんなわけで、言葉で仕事をすることは、わりと早いうちに諦めました。

30歳の時だったと思いますが、ある時テレビを見ていたら、コーチングについて5分くらいの紹介がありました。

まだコーチングが日本に入ってきて間もないころで、もちろん私も初めて聞く単語であり、仕事でした。

「自分の中から答えを出す」

そのひと言にものすごく惹かれ、初めて「こういう仕事をしてみたい!」と思いました。

(イメージ)

そこで、さっそくどこで勉強できるのかを探し、コーチ21(トウェンティワン)という会社がやっているコースを受講することにしました。

今でこそ珍しくはないオンラインでの授業も、当時はまだ、個人でテレビ電話などできないので、電話を使ったグループレッスンを行っていました。

基本的にはこの電話でのクラスでカリキュラムを受講し、そのほかに、土日を使ったワークショップが開催されて、受講生は自由参加することができました。

職業も年齢も様々でしたが、コーチングのレッスンはとても面白くて、いそいそとワークショップにも通っていました。

ワークでは、レッスンとして人の話を聞くことが多く、その間はじっと相手の話に耳を傾けています。

そのせいなのか、ワークショップの合間のランチタイムや、終了後の飲み会では、誰もがものすごくしゃべります。
もちろん私も、この時はめちゃくちゃしゃべっていたと思います。

とても活気があって楽しいワークショップでした。

このコーチングとの出会いが、私をビジネスの方向へと導いてくれたのです。

(つづく)

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