書き方コンサルタントのふじいみほです。
「過去と未来をつなぐライフヒストリー」と題して、私の半生を辿っています。
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高校生になって最初のクラスは、座席が名簿順に並んでいました。
幸運にも、その席の順番で仲のよい友達ができました。(は行の友達が2人、た行の友達がひとりできました)
面白いことに、それぞれ部活が違って、趣味も違うのですが、なんとなく好みが合い、「一緒に小冊子を作ろう!」ということになりました。
仲間内で楽しむだけで、原稿を人数分コピーした簡単なものです。
それでも、一応季刊誌にして、各誌のテーマやタイトルを決め、毎回誰がどこ(表紙とか目次とか)を担当するか決めていました。
もちろん「〆切」もあり、勉強や部活の合間を縫ってせっせと書いていました。(この頃の「〆切」はかわいいものですね……)
テーマに沿った記事のほか、漫画家を目指している子は漫画を描き、家政部の友達はお菓子のレシピとかを載せ、ものすごい数の本を読んできた子は小説を書いたり、私もエッセイやイラストを描いたり、好きなことを掲載しました。
印刷は、高校の最寄駅前の「かじか書房」という書店のコピー機。奥付の「印刷」というところには「かじか書房」と入っています。
交換日記は捨ててしまいましたが、この小冊子は、いまだにとってあります。(上の写真がその小冊子。色がかなり変わってしまいました)
最近何気なく読み返したら、自分の記事は自己満足の塊というのが見え見えな文章で、恥ずかしいくらい下手くそでした。(^_^;)
でも、いそいそとみんなで集まって相談したり、コピーをしに行ったり、楽しかったなぁ。
やっぱり友達とか仲間がいるのがいいのかもしれませんね。
書くこと自体は個人プレーですが、小冊子を作ることはチームプレー。
出来上がった時に一緒に楽しんで喜べる仲間がいるのがよかったなぁと、今でもしみじみと思います。
(つづく)
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