書き方コンサルタントのふじいみほです。
「過去と未来をつなぐライフヒストリー」と題して、私の半生を辿っています。
* * *
高校は自分の成績ではなんとか頑張ってギリギリ入れるところを目指しました。
というのも、私の成績でちょうどいい高校には嫌な先輩がいたんです。
嫌な先輩がいるかどうかで高校を選ぶというのもどうかと思いますが、どうしても行きたくなかったんですよね……。
それに、なんとか頑張って入れそうな高校は、私の家の目と鼻の先にあったんです。
校庭までは徒歩1分もかからないくらい近くて、校門まで歩いても5分はかかりませんでした。
アルフィーのファンで仲が良かったOさんも同じ高校を受験し、合格発表の日は2人で一緒に見に行きました。
めでたく2人とも合格!
その高校は、正門から校舎まで130mもある桜並木があり、練馬百選にも選ばれるほど立派で見ごたえのある通路になっていました。
しかし、入学当初、私はその正門から入らず、裏側の入り口から入っていました。
というのも、ちょうどOさんと私の家の間に高校が位置しており、初めの頃はわざわざ裏門に近い道の角で待ち合わせをして、わずか数分(本当に2、3分のこと)一緒に歩いて通っていました。
Oさんとはクラスも部活も違ったので、そのうち自然と一緒に登校することはしなくなりましたけど、小学校の時から文化祭に遊びに行っていた高校とはいえ、それなりに緊張していたのかもしれません。
もとは男子校だった名残で、クラスの男女比は5:4で男子が多い学校でした。
校庭が広くて、プールは校舎の屋上にあり、学食と部室が入っている円形校舎が特徴的でした。
円形校舎からは、いつもうどんのダシの匂いがしていました。
母がお弁当を作ってくれていたので、学食で食べることはほとんどありませんでしたが、部室が円形校舎にあったせいか、その匂いの記憶が今でもあります。
(つづく)
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