書き方コンサルタントのふじいみほです。
「過去と未来をつなぐライフヒストリー」と題して、私の半生を辿っています。
私が小学生の頃、女の子の間で流行ったのが「交換日記」でした。
たいてい1対1でやっていたので、交換日記をやる相手が多くなると、けっこう書くのがしんどくなってきます。
好きなことを書いているとはいえネタもなくなるし、子供と言えども時間もなくなるしで、今のSNSとなんだか変わらないですね。
母からは、
「特定の友達と秘密を持つような付き合い方はやめなさい!」
と怒られましたが、友達の中での流行りなので、
「そんなこと言われても……」
という感じでした。
それに、私自身は秘密にするようなことを書いていたわけではなかったんですけどね。
でも、母親が心配するほどのこともなく、あまり長くは続きませんでした。
きっと、交換日記を書くよりも、実際に会ってしゃべる方が楽しい!と、どこかで思っていたのと、
「面倒くさくなってきた」
というのが本音じゃないかなと思います。
小学生ですから。(笑)
何も気にせずもりもり食べていたら、身長も伸びたけれど、5年生あたりから横にも増え始めました。
その頃から体形のコンプレックスが出てきました。
友達と4年生の時の写真を見ていたら、
「みほ、かっこよかったじゃん」
と言われてしまいました。
(たった1年なのに、過去形……)
自他ともに太ってきたことを認識していたということですね。
その頃から「どうせ自分なんて……」という気持ちがむくむくと育っていったようです。
小学校5、6年で一緒のクラスだった、可愛らしいふたりの女の子がいました。
彼女たちは仲良しふたり組で、かわいい上に明るくて元気があって、バレエも習っているという、まさに「かわいい女の子」の条件を兼ね備えているような子たち。
私にはキラキラして見えました。
そんな彼女たちから
「お願いがあるんだけど……」
と、もじもじと相談されると、断われず。
よく彼女たちに頼まれて、好きな男の子へ代わりに電話したことがありました。
当時は、携帯やスマホではありません。
まだプッシュホンにもなっていない、黒電話です。
電話をかけた先の男の子から、
「なんでフジイが電話してくるんだよ~」
と言われ、内心私も(そうだよね)と思いながらも、
「んー、ちょっと頼まれてさー」
なんて、話してました。
彼女たちの恋の行方をまったく覚えていませんが、中学はバラバラになってしまったから、小学生のうちに終わってしまったかもしれませんね。
それにしても、黒電話。昭和ですね。
(つづく)
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