ライフヒストリー

社会人13-プルプル震えた値上げ交渉

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「過去と未来をつなぐライフヒストリー」と題して、私の半生を辿っています。

書くことや言葉との関わり、転職あれこれを書いていますが、「こんなヘンなところがあるんだ!」というのも面白がっていただければ幸いです。

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 コミュニケーションの勉強も兼ねたハウスクリーニングのお仕事、訪問営業は苦手でしたが、お見積りや仕事の内容説明は普通にできていたと思います。

 お客様のリクエストを聞いて、所要時間や人数を想定し、お客様と当社双方にとってちょうどいいお見積りを出すのも、今思えばコミュニケーションを取るよい訓練だったのかもしれません。

 ところで、その会社は、そもそもコミュニケーションの実践の場としてハウスクリーニングを始めたので、初期のころに契約したお客様は超安価な価格だったのです。

 その名残で、全体の価格が安すぎて、とてもじゃないけど採算が合わない、このままでは会社の存続が危ない、という話になりました。

 そこで、あまりにも安く契約しているお客様に値上げ交渉をするよう、指示が出たのです。
 自分が担当している定期契約のお客様に1件1件説明をして、値上げを承諾してもらうという簡単ではないミッションです。

(イメージ)

 要旨を印刷した紙をお客様に見せながら説明したところ、「世間では値下げする傾向にあるけどね」なんて言われたりしました。

 そりゃあ、そうですよね。お客様からしたらイヤな話です。

 やはり「安い」というだけで利用してくれていたお客様は離れていきましたが、意外にもそれは1割くらいで、ほとんどのお客様は継続して下さいました。
 ありがたいことだなぁと思いました。

 ちなみに、「自分の担当」とは言っても、最初から自分が担当できるのは、基本的には自分が獲得した案件です。
 あとは、もとの担当者の退社や、担当件数が増えて手がいっぱいになったなどの理由で引き継いだお客様です。

 ひとりで行くお宅もあれば、毎回チーム編成をして数人で行くお宅もあります。
 けっして私ひとりで継続してきたわけではありません。お客様や先輩、スタッフ、上司、すべてに感謝なのです。

 さて、そのほかにやったことではポスティングがあります。
 次回はそのポスティングのエピソードをお伝えしますね。

(つづく)

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