書き方コンサルタントのふじいみほです。
「過去と未来をつなぐライフヒストリー」と題して、私の半生を辿っています。
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大学3年生の時に行ったイランへの3週間の現地研修。
前半は提携校であるシーラーズ大学にお世話になり、ペルシャ語の授業を受け、イランの大学生と交流をしたり、郊外の遺跡や遊牧民、美術館などを見たりしました。
その後、シーラーズを離れてバスで移動し、砂漠の町でゾロアスター教が鳥葬をしたという丘や、農村の様子を見ながら、首都テヘランへ北上していきました。
私のゼミの先生でもあり、この研修の引率でもあるH教授の専門は社会学で、ご自身はフィールドワーカーでもあります。
フィールドワーカーとは、簡単に言うと、「学術対象とした地域を実際に訪れて、直接観察したり聞き取り調査をして研究する方法」がフィールドワークで、フィールドワーカーはそれをしている人、ということですね。
H教授は、「こういうふうに記録していくんだよ」と、自分のノートやメモを見せながら、私たち学生に教えてくれました。
私たち学生はみんな真似をして、持ってきたノートにせっせと見たこと、聞いたこと、食べたものや感じたことをメモしていきました。
イラストも付け加えたりして、にわかフィールドワーカーを楽しんでいました。
普段の生活では日記はまったく書いていませんでしたが(みごとに3日坊主で終わる)、今でも旅行に行くと、何をしたか、何にいくらつかったか、見て食べてどうだったか、など毎日記録をつけるようにしています。
これは、あの時の名残なのかもしれません。
(つづく)
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