ライフヒストリー

小学校7- 夏休みのドリル

このエントリーをはてなブックマークに追加

書き方コンサルタントのふじいみほです。

「過去と未来をつなぐライフヒストリー」と題して、私の半生を辿っています。

 

両親が教員をしていたこともあって、一応“いい子”にしていたし、見た目が真面目そうだったので、成績はともあれ、良い生徒の範疇に見られていたのではないかと思います。

しかし、面倒くさがりなのは小さい頃からで、ともかく夏休みのドリルが大嫌いでした

低学年のうちは、母親が「7月のうちに、やってしまいなさい!」とお尻をたたいてくれたので、宿題をすべて終わらせることができました。

(イメージ)

中学年になると、ほぼ放置され、夏休み最後の1週間でなんで宿題やってないの!?と怒られる始末。

本は好きでしたが、読書感想文は大嫌い

なので、これも最後まで大事にとっておいてしまうんですね。

8月27日あたりに本を読んでいて、8月30日にドリルをせっせとやっていると、

なんで本なんか読んでいたの!?

と言われましたが、しょうがないですよね。

どちらも宿題なんですから

優先順位をどうつけるかは、なんとも言えませんが。

(イメージ)

とうとう6年生の時は、途中でドリルを放棄しました

変なところで気が強く「どうせ親は仕事だし」という思いもあり、未完了のまま2学期を迎えました

ドリルを提出しないと、教室の後ろに立つことになります。

私のほかに立っていたのは、学童クラブで一緒だった男子生徒ひとりでした。

私が隣に立つと、びっくりした顔で見てましたけど……

後ろに立ったものの、結局はドリルをやり終えなければならず、始業式から1週間ほどして提出しました。

気が強いのに泣き虫で、(母に言わせると)わがままで弟にはきつくあたり、こうして書いていると、あまり“いい子”ではないですね。(苦笑)

(イメージ)

この頃からか、両親を見ていて疑問に思うことや、家族と一緒にいてイライラする時が出てきました。

父と母は、まったく同じ教員という仕事をしているのに、

なぜ母だけ早く帰ってきて、食事の支度をしなければならないのか?

なぜ父は夜9時頃帰ってきて、ご飯を食べたら横になってテレビを見てゴロゴロしてていいのか?

ものすごい不公平を感じました。

また、当時の父は、ほとんど料理をせず、たまに早く帰ってきても、自分だけご飯と白湯で済ませて、さっさとリビングでごろっと寝転がるような人でした

スキーを教えてくれたり、旅行に連れて行ってくれる面もあるのに、私と弟はほったらかしなのです。

子供心に、いくらなんでもひどいなぁと思いました。

(イメージ)

しかし、父にイライラされるよりはずっとマシでした。

父は、ともかくご飯がないとダメな人で、「父が帰ってくるまでにご飯が炊けていること」は、母と私と弟の3人の鉄則でした。

朝、せっかくお米を研いだのに、帰宅してタイマーをかけ忘れていたことがわかると、冷や汗ものでした。

こんな感じだった父も、今では私が実家に行くと、自分で作ったポテトサラダやジャムをお土産に渡してくれるのですから、人生ってわからないものです。

(つづく)

前の記事  小学校6- はまった音楽

次の記事  小学校-8 サイン帳と卒業文集

このエントリーをはてなブックマークに追加
コラム