書き方コンサルタントのふじいみほです。
「過去と未来をつなぐライフヒストリー」と題して、私の半生を辿っています。
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私たちがお世話になる大学がある街・シーラーズは、イランの首都・テヘランから約685km南下した所に位置する古都で、日本で言うと奈良のような街です。
上の写真は、エラム・ガーデンという歴史的な庭園の中にある建物です。
シーラーズは観光地で、こういった庭園もたくさんあります。
広大なイランの国土のほとんどが、土漠(どばく)と呼ばれる乾燥した地域。
古都シーラーズも、街の中心から少し離れただけで、茶色い土地が広がっています。
ちなみに、ものすごく乾燥しているので、鼻の中も乾燥してしまいます。
カラカラに乾いた鼻くそで(汚くてすみません!)鼻腔内を傷つけて鼻血を出すこともありました。
テヘランに夜中に到着した私たちは、軽く街を散策して時間を過ごし、その日の午後、シーラーズへと移動しました。
日本からイランに来る時とは打って変わって、テヘランからシーラーズへは小型の飛行機で移動になります。
心細さを感じつつも、無事にシーラーズの空港に到着。
そこはそこでまた、ものすごくシンプルな空港でした。
シーラーズは、イランで5番目に大きな都市ですが、意外と空港はこじんまりしていました。
滑走路に飛行機が着陸して停止すると、そこから空港の建物までは数メートル。徒歩で移動です。
テヘランは大都市という感じでしたが、シーラーズの第一印象は、一気に地方の町に来たような感じでした。
しかし、空港から市街地へ移動するにつれ、次第に建物が多くなっていきました。
私たちがお世話になったシーラーズ大学は、2017年のこちらの記事によると、なんとイランで二番目に大きい大学なんだとか(一番はもちろんテヘラン大学)。
ちなみに、この記事をリライトするにあたり、上のサイトを見つけたのですが、初めてシーラーズ大学の全貌を見ました。
こうなっていたのか……!
シーラーズ大学は丘の上に校舎があり、そのふもとに学生寮があります。
後に留学した時には、ここの学生寮を使いましたが、研修中は、市街にある寮を使わせてもらいました。
1階を男子学生とH教授、2階を女子学生が使うことなり、これがまたちょっとした騒動となるのでした……。
(つづく)
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