書き方コンサルタントのふじいみほです。
「過去と未来をつなぐライフヒストリー」と題して、私の半生を辿っています。
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1991年11月某日、H教授と8人の学生たち(男女4名ずつ)が3週間のイランの現地研修へと旅立って行きました。
北京の空港を経由したのち、イランの首都、テヘランまで直行です。
往きのイラン・エアの中では、キャビアのついた機内食が出て、みんなで感激しました。
小さいガラス瓶に入ったキャビアには、ゆで卵が刻んだものと玉ねぎのみじん切り、クラッカーが添えられていました。
引率者はH教授ひとりなので、お世話になるシーラーズ大学に行くまでは、教授が添乗員も兼ねているようなものです。
ところが、教授は教授で用事があるわけで、テヘランのホテルに着いてウェルカムドリンク(?)を飲んだら、いきなり自由時間になり、ほったらかしの状態に。
ウェルカムドリンクには、聞かされていた注意事項のひとつである氷が入っていて、いきなり飲むか飲むまいかの選択に迫られました。
乏しい情報しか持っていない私たち学生だけで、「どうする……?」と悩み、とうとうYちゃんが「あたし、飲んでみる!」と意を決して飲んだのでした。
それを見て、私たちもやっと飲んでみることにしました。
テヘランは毎日晴天でカラッカラに乾燥していたので、氷入りのオレンジジュースはとてもおいしかったです。
結果的に、そのジュースを飲んだ時は何も問題ありませんでした。
ところが、その後、街を散策して目についたジューススタンドで、男子学生がザクロジュースを飲んだんですね。
そうしたら、なぜか鼻血を出してしまいました。
下痢にはなりませんでしたが、何か血流を活発にする成分でも入っているんですかね?
ホテルのジュースが大丈夫そうだとわかったので、(だからといって、ジューススタンドのジュースが大丈夫かどうかは、別問題なのですが)私たちはメロンジュースを試してみました。
メロンの果肉と氷と砂糖を入れてミキサーでかき混ぜただけですが、これがめちゃくちゃおいしい!!
後で『地球の歩き方』を読んだら、「イランに来たらおススメ!」と書いてありました。
もしイランに行かれる機会がありましたら、ぜひ試してみて下さいね。
(つづく)
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