書き方コンサルタントのふじいみほです。
「過去と未来をつなぐライフヒストリー」と題して、私の半生を辿っています。
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国際関係学部に入り、第2外国語でペルシャ語を選んだ私。
ペルシャ語を選択するのは、決して悪い選択ではないと思いました。
なぜなら、講師陣は、大先生を筆頭にした見事な師弟関係ができており、講師間で意見の相違などはなく、学びやすい環境でした。(アラビア語みたいに、テキストが違う、とかないし)
ちょっと怖いけど、ネイティブの講師もいました。
また、誰が言ったのかは知りませんが、ペルシャ語は「東洋のフランス語」と言われるというなんとも甘美な形容。(私もかなりミーハー……)
そして、たいていの人には読めない右から書いていくアラビア文字!
「素敵!!」……と思ってしまったんです。
高校生の時に『崖の館』という小説を読み、そのシリーズにはまりました。
物語の主人公は、ドイツ語で日記を書いていて、ほかの人は内容がわからなかった、というくだりがあり、「ほかの人にわからない言葉」という部分にすごく惹かれました。
よく「ミミズが這ったような文字」と言われるアラビア文字ですが、漢字が苦手な私としては、4万もの漢字を覚える中国語より、ペルシャ語で使われる32文字のアラビア文字の方がよっぽどマシに思えました。
ということで、
こんな理由でペルシャ語を選んだのです。
まぁ、「ほかの人に読めない文字」なんてかっこよさそうですけど、最初は自分も読めないですからね。(^_^;)
単語を調べるのも一苦労です。
しばらくは、「“好きこそものの上手なれ”だから、ペルシャ語を好きになろう!」と思って勉強してました。
で、やっぱりペルシャ語を選択してよかった! ということが起こります。
(つづく)
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