私が行うセッション・サービスでは、カードリーディングを取り入れています。
なぜお悩み相談のセッションに、タロットカードやオラクルカードを使うのか?
それは見落としている視点や、新しいアイデアをくれるツールだからなのです。
目次
そもそも、文章の仕事をしている私が、なぜセッション・サービスを始めたのか?
というと……
講座の受講生さんとのセッションや、一緒に仕事をしている起業仲間との打ち合わせの中で、話しながら問題が解決したり、頭の中でモヤモヤと形になっていなかったことが言語化されたりすることがありました。
ふと思い出したのが、30歳の頃にコーチングを学んだことです。
当時は、せっかくコーチングを学んで集客まで始めたものの、社会経験の少なさを理由に、自分自身でその先に進むことをストップしてしまいました。
それから約20年たち、私なりに様々な経験を積んだこともあって、
「今ならコーチングができるのではないだろうか?!」
と思ったのです。
相手のお話を聞いて、自分が鏡のようになって問題を解きほぐしたり、わかりやすい言葉に直したりすることで、解決の糸口やヒント、気づきを促すことができるようになりました。
ところが、いざサービスとして表に出そうとすると、どうご案内したらよいのか考えあぐねてしまいました。
とっかかりが作れなかった、という感じでしょうか。
実際、ここのサイトでもしばらく「無料相談」の看板を掲げていたのですが、まったく反応はありませんでした。
割と仕事一辺倒できた私が、久しぶりに恋愛の悩みを持ち、数ヵ月たったころでした。
何をどう検索したのかわかりませんが、YouTubeでタロットカードやオラクルカードのリーディング動画と出合いました。
リーディングというのは「カードを読むこと」です。
「占い」として動画を出している人もいます。
なかなか話す機会がない片思いの相手の気持ちや、現状がどういう意味を持つのかなど、自分では知ることができないことを知りたくて、むさぼるように動画を見始めました。
この2年ほど前に、オラクルカードの講座は受けたことがあり、すでに月1回、リーディングの勉強会のようなところに参加していました。
しかし、これほどまで真剣に、熱中してはいませんでした。
深刻な悩みがあると、こうも真剣度合いが変わるものかと自分でビックリするほどリーディング動画にハマってしまったのです。
しばらくは、リーディングの内容が気になって見ていたのですが、そのうちに、美しいカードの絵柄に惹かれるようになりました。
たいていの動画では1種類のカードではなく、3種類~4種類が使われ、中には10種類近くのカードを使ってリーディングが行われているものもありました。
「あ、これ素敵!」
「これ初めて見た!」
など、見るたびに違う絵柄に出会い、カードたちは文字通り私を虜にしていきました。
そんなわけで、半年くらい毎日何かしらリーディング動画を見ていました。
そうしたら、なんとなくタロットカードの意味を覚えるようになったのです。
タロットカードというのは1枚1枚に意味があって、ひとつのカードのセットの中で、人生の流れを表しているとも言われています。
デザインが違うデッキでも、カードの基本的な意味は同じなので、何度も何度も動画を見ているうちに記憶されてきたのです。
小学生の時にタロットカードに興味を持ち、一度は本を買って読んでみたことがありました。
その時は、カードの絵は怖かったし、カードの意味を暗記しなければならないと思ったので、
「私にはムリ」
と早々にあきらめました。
しかし、大人になった今、半年間もYouTubeでリーディング動画を見ていると、自然と頭に意味が入ってきていたので、
「今なら楽しめるかもしれない」
と思いました。
そこで、
「自分で楽しめるだけでもいから、カードの意味を教えてもらい、タロット・リーディングをやってみよう」
と思い立ちました。
タロットカードの本は溢れるほど世の中にあるのですが、小学生の時に本で挫折したので、人から教えてもらうことにしました。
YouTubeでリーディング動画を出している方で、カードの意味を教える講座もやっていた人がいたので、さっそく申し込みました。
教えてもらって試しにリーディングをしてみたところ、YouTubeの“英才教育”がよかったのか、自分が思っていたよりもリーディングができそうな感覚がありました。
それまではオラクルカードしか持っていませんでしたが、これを機に、タロットカードも手元に増えていくことになりました。
「趣味程度で楽しめたらいいな」
と思って学んだタロットカードでしたが、
「これはもしかしたら、セッションと組み合わせて使えるんじゃないか?!」
と閃きました。
すっかりタロットカードに魅せられて、図書館でタロット関連の本を借りて読んでみました(タロットの専門書は大型本が多いのです)。
そうしたら、その中の1冊にこのようなことが書いてありました。
よく言われるように、1枚の絵には千の言葉の価値がある。現代版タロットに描かれている図柄は、人間が直面する元型(アーキタイプ)的な難題、複雑な感情、日常の生活状況を呼び起こすものだ。タロットは私たちの直観を実に効果的に刺激してくれるので、ブレーンストーミングをしたり、物の見方を変えたり、新規のアイデアを思いついたり、創造的な解決策を練ったりするための素晴らしいツールになる。
『タロット事典』より
これを読んで、背中を押してもらった気分になりました。
潜在意識の力を使って突拍子もないアイデアを引き出す発想法を学んだことがあるのですが、私はイマイチ習得しきれませんでした。
その発想法は、架空のストーリーを作って、そこからヒントを抽出するやり方で、いつも時間がかかってしまいます。
途中で自分の頭が疲れて、力尽きて終わってしまうこともあり、難しいなぁと思っていました。
しかし、突拍子もない発想や顕在意識では思いもよらないアイデアを出すのが目的なら、
「タロットやオラクルカードでもできるんじゃないか」
「むしろ、そのほうがストーリーを考えるわけではないから、本当に思いがけないことや見落としていたことを炙り出すことができるのではないか」
と考えたのです。
カードを使うことで、未来への指針や行動のヒントを得ることができるのもメリットです。
コーチングは通常、ゴールに向かっての行動を促すためのもの。
未来に向かっているけど、未来でどんなことが起こりそうかということは、セッションのテーマではありません。
コーチングもカードリーディングも、どちらのセッションを行ったとしても、人生を創るのはその人自身なので、もしかしたら、結果的には2つのセッションの答えは同じになるかもしれません。
それでも、漠然とした不安やこんがらがった悩みを抱えて、前に進めないでいるようりはいいのではないか、と思います。
「こんないいことがあるかも」
と思えたり、仮にリーディングで不穏なことが出たとしても
「こういうことに注意すれば大丈夫ですよ」
というアドバイスがもらえたりすれば、一歩前に進んでいくことができます。
このように、潜在意識からヒントやアイデアを引っ張り出すため、未来へのアドバイスを得るために、セッションにカードリーディングを取り入れています。
ただ、中にはカードリーディングがお好きでない方もいらっしゃると思います。
そういう方にはカードを使用しませんので、セッションを受ける時にご希望をお伝えください。
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