コラム
ゆるい学びの会

読書会ってどんな会?

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2019年12月から横浜を中心に、セミナー講師の英利樹(はなふさ・としき)さんと共催している読書会は、本と人との出会いが詰まった、素敵な会です。

いったいどんなことをしているのか? こちらでご紹介させていただきます。

そもそも読書会って何をするの?

私が開催する読書会の話をする前に、
 
「そもそも読書会ってどんなことをするの?」
 
という疑問をお持ちの方もいるかと思いますので、まずは読書会の話から。
 
読書会というものは、世の中にたくさんあって、似たような内容の読書会もあれば、まったく違ったやり方の読書会もあります。
 
私がかつて参加した中で、「・・・これって読書会?」と思うような内容のものもありました。
 
一応、本は使っていましたけどね。
 
「読書会、初めてなんです」という方がいらっしゃいますが、一度どこかの読書会に出ても、別の読書会に出ると、それはそれで、たぶん初めての体験になると思います。
 
まず、扱う本のジャンルが、文芸書なのか、絵本なのか、ビジネス本なのか、で違います。
 
1冊の本を参加者みんなで読むのか、それとも、それぞれ別々の本を読むのか、ということでもやり方が変わります。
 
さらには、事前に読み込むことが必要なのかどうか、といったこともあります。
 
会の進め方も、感想をシェアする読書会もあれば、積極的にディスカッションをする読書会もあります。
 
ということなので、「読書会に出てみたいな」と考えていらっしゃる方は、どんな本を読みたいのかくらいは、決めておいた方がいいでしょうね。
 
小説を読めると思っていたら、ものすごく堅いビジネス本を扱う読書会だった、ということもありますから。
 
でも、たぶんどこの読書会に参加しても、何かしら得るものはあるだろうし、ふだんは自己紹介とかアウトプットが苦手な人でも、本を媒介としてけっこう話すことができたりするので、読書会に参加するのはおススメです。^^

「ゆる読」はどんな読書会?

私たちが開催している「ゆるく参加するたけで本がたくさん読めちゃう読書会」通称「ゆる読」は、どんな読書会かというと…
 
扱う本のジャンルは、「ハウツー本」です。
 
ビジネスだけでなく、片付けや料理などに関する本でも、条件が合えばOK!
 
逆に、ビジネス本でも条件に合わないとちょっと辛い。
 
条件というのは、「目次に節タイトルまで詳しく記載があること」
 
なぜこの条件があるのかというと、ゆる読の場合は、「目次の中からキーワードを拾う」という読み方をするからです。
 
目次に多少の情報がないとキーワードが拾えないんですね。
 
なので、ビジネス書でもストーリー形式になっていて、目次が章タイトルのみ、しかも単語1個、なんていう場合は、ゆる読には向かないのです。
 
 
毎回特にテーマはなく、参加者それぞれが好きな本を読んでいきます。
 
 
そして、たぶん最大の特徴が、「事前に読んでこなくていい!」ということ。
 
これは、参加者の側からするとめっちゃ楽なんですね。
 
ただでさえ忙しく、読書をする時間がないから「読書会にでも行こう」という人も多いかと思いますが、事前に読み込んでおかなければならないのはけっこうキツイ。
 
もちろん、それが自分にとって必要な勉強や知識であったり、じっくり読むのに適している本であれば、時間をかけて取り組む方がいいでしょう。
 
でも、そもそもそういう時間を取るのが難しい人が多いわけで、まずは、
 
・読み込むのに適した本なのか
 
・積んどいたままだったけどどんな内容の本なのか
 
・そろそろ処分するべき本なのか
 
そのあたりを知りたい、というのであれば、事前に読む必要のないゆる読に持ってきて、その時間で判断してみるとよいと思います。
 
実際、主催者のふたりは、よく古い本を持ってきて読書会で読み、「これはもう処分してOK」とか、「もう少し読んでみようかな」という判断をしています。

本を持ってきたのに読まない読書会?!

このゆる読には、もうひとつ特徴があります。
 
それは、会場開催で体験できます。
 
読書会当日は参加者の方々に、ハウツー本を1冊持ち寄っていただきます。
 
そして、「その持ち寄られた本の中から自分が読んでみたい本を選ぶ」という、【本のシャッフル】をするのです。
 
「自分が持ってきた本を読まないの!?」とびっくりされる方も多いのですが、はい、読まないんです。
 
なので、この意味でも事前に読む必要がないんですね。
 
オンラインの場合は残念ながら、物理的にこのシャッフルができないので、必然的に自分が持っている本を読むことになります。
 
ゆる読合の進行は、ファシリテーターの案内にしたがって本を読み進めていくので、事前に読み込んでいた本よりも、
 
・まったく読まずに積んだままになっていた本
 
・だいぶ昔に読んで、もう一度読んでみたいなと思った本
 
の方が、読書会のダイナミズムを味わうことができます。
 
会場開催の場合は、他者の本を読むことになるので、本当にその日に初めて知った本を手に取ることになります。
 
たまにラッキーだと、「書店で見て気になっていた新刊を誰かが持ってきてくれて、読書会の中で読むことができた」なんていうことも起こります。
 
しかし、面白いことに、まったく初めて出合った本でも、「読んでみたら、今の自分にぴったりの本だった!」ということが少なくありません。
 
その本が気に入って、読書会の帰りに買って帰ったり、すぐにAmazonなどネットでチェックしたりする人も多いのです。
 
そして、ほかの参加者のコメントを聞いていると、ほかの本も読んでみたくなるんですね。
 
このせいで、「ゆる読に来るとほしい本が増えて困る」という悩ましい声をひんぱんに聞きます。(^^;)
 
まぁ、私自身がそうなんですけども。
 
自分ひとりでは出合わなかった本と出合うことができるのは、本当に読書会のおかげです。
 
今日も、読書会で知った本を移動中に読んでいました。
 
フセンがどんどん貼られていく、ものすごくいい本でした。
 
部屋の隅に積読がある人は、よかったらぜひ一度、参加してみてください。人とのつながりもできますよ。^^
 
支部もあり、そちらはオンラインでの開催もしております。
 
読書会の詳細とお申込みは、こちらのページをご覧ください。
 
あなたのご参加をお待ちしています!^^
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